子どもの糖尿病

食べすぎや運動不足に体質も加わって発症する糖尿病。中高年の病気と思われていますが、小・中学生の患者も増えています。
原因は著しい肥満。成長期にある子どもは心身の変化が大きく、体重管理が難しいので、無理に減量しようとせずに、生活習慣を見直すことが重要です。

子どもの糖尿病の原因

子どもの糖尿病は「1型」と呼ばれるタイプが一般的です。膵臓から分泌され、血液中の糖分を下げる働きを持つ「インスリン」を作る細胞が、自己免疫やウイルスなど、あるいは原因不明の破壊により起こります。
これに対し「2型」は主にカロリーの取りすぎや運動不足などが原因で発症します。最近は「2型」を発症する子どもが目立って増えています。

合併症の恐れ

糖尿病は発症すると薬を服用しても完治が困難です。血糖値が高い状態が数~十数年続くと、失明を招く網膜症や腎機能の低下、足の切断につながる壊疽(えそ)などの合併症が起こる確率が高くなります。子どもの時に「2型」を発症し何もしないと、20歳前後で早くも合併症を招きます。

子どもの肥満を招かないための主なポイント

  • 朝食を抜かない
  • 給食はおかわりをしない
  • 夜9時以降は食べない
  • 甘いおやつは避ける
  • よくかんでゆっくり食べる
  • テレビやゲームは1日に時間を決めて
  • 積極的に運動や外遊びをする
  • 家の手伝いをする
  • 体重は毎日測る
  • ストレスをためない

 

治療薬もありますが、まず食生活の改善や運動が重要です。 成長期では無理に減量せず、維持できれば身長が伸びるに従い肥満度も下がります。