暑熱順化

夏を思わせるような暑さを感じる日が増えてきました。
暑さに慣れていないこの時期から熱中症になる危険性が高まります。体が暑さに慣れることを「暑熱順化」と言って、これが上手に進められると発汗量や皮膚の血流量が増加して、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなり、その結果熱中症リスクを減らすことができます。

暑熱順化に有効な対策は汗をかくこと。
ウォーキングやジョギング、ストレッチや筋トレ、サイクリングなどを軽く汗をかけるくらい週3-5回行います。
またシャワー浴ではなく、2日に1回程度は湯船に浸かって汗をかくのも有効です。
どちらの時もしっかり水分補給をしながら行いましょう。

暑熱順化には個人差もありますが、目安として数日から2週間程度かかるといわれます。
本格的に暑くなる前から余裕をもって暑さに備えましょう。

看護師 上原

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