院長の想い

自分にはまだやり残したことがある。幼稚園時代の文集に将来医師になりたい、と書いてあったようだが、有難いことにその夢を叶えさせてもらえ医師になれて、沢山の素晴らしい先生や友人に出逢い、父の後を継いで今に至る。慈恵医大を卒業した後、京大での創薬に携わる仕事に参加させて頂いて、7年以上にも及ぶ京都生活の後、アメリカに行くことも考えたが、心から尊敬する父のクリニックを一度も閉じることなくそのまま継承する道を選んだ。東京に残らず京都に行く、京都に行く前に素晴らしい女性と結婚する、小さなクリニックではあるけれど素晴らしい臨床家だった父の後を継ぐ、人生約50年振り返って多くの選択をしてきたことになるが、全て正しかったと、自信を持って言える。しかし、COVID19の出現とそれに纏わるワクチンやマスク含めた様々な事象、日本人の対応、考え方を経験、体験して、今の現代医療も大切で続けなければいけないという想いと同時に、診療の合間にお伝えし続けている本当に健康の為に必要な睡眠や栄養、運動、そして心の持ち様について追求しなければ、本当の意味での健康は多くの方に届くことはないと確信を抱くようになった。そのような中、先日は大阪の大北クリニックの松永先生、今回また素晴らしい臨床家と知り合わせて頂くことになり、直接お逢いしたくて山口県の徳山にあるトレーフルプリュスという診療所の沼田先生にお話しを伺いに一路山口まで。海風診療所トレーフルプリュスへ。大変お忙しい中、事務の三澤様に長い時間割いて頂き院内をご紹介して頂いたり、長年研究し続けてきて完成した、混ざり物の少ない健康を追求したデザートを頂き、そして院長の沼田先生に御面会させて頂いた。先生は現代医療も否定されることなく、必要な西洋医療はある、でもそれだけでは足りない予防医療があり、その普及をしようとされていらっしゃるという姿勢にとても感銘を受けた。予防医療と言葉では言ってもなかなか奥が深くて分からないことばかりだが、その実際についての知識も沢山ご教授頂けて、幸せな時間を過ごさせて頂いた。その後、ホテルに戻り、急遽、世田谷のやまうちクリニックの山内先生から、蛍が今の時期と教えて頂いたので、徳山から山口駅まで移動して一の坂川まで。驚くほど透明度の高い川だった。残念ながらその後の予定があったので、暗くなるまで待てず退散となったけれど、綺麗な川でないと生息しない蛍の意味を強烈に感じた。あれだけ綺麗でなければタニシが生息出来ず、それを食べる蛍の幼虫も育たないのだなあと。。。夜は、入道という素晴らしい和食屋さんで海の幸を頂いた。10月の大会に向けて暫く減量することになるのだが、しっかり身体に良いものを摂れて幸せ。これから朝一番で東京に戻る。幸せな出逢いを沢山頂けて、自分の夢を実現するために、また一歩進む。多くの方のお陰で今の自分があり、その感謝の気持ちを多くの方に還元する、そんな人生を送って終わりたい。

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