穀雨(4月19日)

二十四節気は今でも立春、春分、夏至など季節を表す言葉として用いられています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに6つに分けたもので、その年によって1日程度前後することがあります。
春を表す二十四節気は、立春、雨水、啓蟄、晴明、穀雨の6つです。

今年は2月がかなり暖かい日が多く、3月はじめにかけて長めの寒の戻りがあり、中旬は暖かくなりましたが予想ほどではなかったため花芽の成長が遅れ、東京の桜の開花は3/29日と予想より遅くなりました。
このように、急に冷え込んだり、夏のような陽気になったり変わりやすい気候が段々落ち着いて、新緑の栄える爽やかな季節になってくるこの時期を表す二十四節気の「穀雨」が今週4/19にあたります。
「穀雨とは穀物を運んでくれる春の雨」という意味で、春を迎えあたたかい雨が降って田畑を潤し、新芽を育ててくれる恵みの雨になります。農業を行なっている人は、この穀雨を1つの作業目安にとらえているそうです。

穀雨は春の最後の二十四節気で晩春にあたり、穀雨の後は夏のはじめである立夏と続きます。
季節の言葉、季節の草花、旬の味覚を感じ味わい、初夏直前の豊かな春を楽しみたいものです。
心と身体の余裕が持てるような日々を過ごしてみてはいかがでしょうか。

検査 柿島

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