新型コロナウイルスの抗体検査について

秋らしい空気を感じる日が増えてきました。

先日の中秋の名月はご覧になれましたか?

空が晴れてとても明るくきれいな月でしたね。

 

季節が進むのと同時に新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、感染者の減少もあって少しずつ以前の生活を取り戻せそうな期待感が高まっています。

当院でも新型コロナワクチン接種後の抗体検査に関するお問い合わせが増え、関心度の高さがうかがえます。

 

今関心が高まっている中和抗体検査とワクチン接種が本格化する前から行われていた抗体検査は何が違うのでしょうか。

以前の抗体検査は過去に新型コロナウイルスに感染したかどうかを調べる目的で行われることが多く、新型コロナウイルスに感染すると体内につくられる「Nタンパク質に対する抗体」を主に測定していました。

そして現在関心が高まっている中和抗体検査は、数ある抗体の中でも、新型コロナワクチンの接種後もしくは新型コロナウイルス感染後に体内でつくられる「S(スパイク)タンパク質に対する抗体」を測定するものです。

この中和抗体が十分にあれば新型コロナウイルスへの抵抗力(免疫)が上昇していると言えます。

 

しかし残念ながら現段階では、この抗体がどのくらいあれば実際に発症や重症化を防げるのかが明確になっておらず、またその測定法についてもばらつきがありはっきりと標準化されていません。

そのため重要な意味を持たない検査とも言えてしまうのです。

当院では上記の理由から現在は抗体検査を実施しておりませんが、今後この中和抗体価や測定法の基準が明らかになるタイミングで抗体検査を導入する予定です。

 

これから徐々に空気の乾燥も進みます。

新型コロナウイルスに限らず、引き続き感染予防を心がけて元気に秋を満喫しましょう。

 

看護師 上原

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