院長の五十子 大雅です。
当クリニックを日頃よりご利用頂いております方、またご興味を持ってホームページをご覧になって頂いております方、誠にありがとうございます。
東京慈恵会医科大学、ハーバード大学、京都大学、伊藤病院にて大変多くの学べる機会を頂き、1999年より医師として真剣に真摯に医療に向かい合っておりますが、
私がなんとしても医師として後悔することなくやり遂げたいことは3つ。
1つ目は、甲状腺疾患で悩める人を1人でも多くサポート出来るような医師でありたい。
2つ目は、様々な努力はしているものの、なかなか体重を落とすことが出来ず、辛い想いをしている方のサポートをしたい。
3つ目は、本当は色々体験したかったであろうに、若くして癌で命を落とすような方を1人でも減らせる医療をしたい。(これにも予防的な栄養、運動、メンタルケアの啓蒙が欠かせませんね。)
この三つです。今回のゼップバウンドとは2つ目の私の生涯における目標のひとつを解決する大きな柱になります。
体重は言わずもがな、日々の食事、睡眠、運動、精神状態により大きく変化します。日々の診療の中でこのことをお伝えしていますが、
なかなか思うような体重にならず悩み苦しみ、人生を楽しめていない方が沢山いらっしゃることを日々の診療の中で感じますので、糖尿病専門医として
多くの方の代謝をリセットする外来を立ち上げることにしました。名付けて、『糖尿病専門医よる代謝リセット外来』です。
ゼップバウンドにより体重をコントロールして、並行して始める食事と運動習慣により見違える身体を手に入れて頂きたいと思っております。
現在私も若輩者ながらボディービルディングの競技に携わっておりますが、皆様に薬物であるゼップバウンドのみならず、食事、運動について様々なサポートが出来たら幸せに存じます。
ゼップバウンドは、GIP受容体とGLP-1受容体の2つに作用する、週1回投与の注射薬です。
GLP-1受容体のみに作用する薬剤とは異なり、GIPとGLP-1の両方に作用する点が特徴です。
GLP-1受容体への作用により、脳の食欲調節に関わる部位へ働きかけ、食欲を抑える効果が期待されます。
また、胃腸の動きをゆるやかにすることで、満腹感を得やすくなることもあります。
さらにGIP受容体への作用により、脂質代謝やエネルギー消費に関わる働きも期待されています。
1.期待される効果
ゼップバウンドによる治療では、食欲やエネルギー摂取量を調整することで、以下のような効果が期待されます。
• 体重減少
• 内臓脂肪の減少
• 腹囲の減少
• 生活習慣病リスクの改善
国内第III相試験では、食事療法・運動療法に加えてゼップバウンドを週1回、72週間投与した結果、10mg群で平均17.8%の体重減少が報告されています。
2.保険診療と自由診療について
ゼップバウンドは、肥満症治療薬として保険診療で使用できる場合があります。
ただし、保険診療での処方には、施設基準や医師・管理栄養士の体制など、厳格な要件があります。
そのため、保険診療で治療を開始できる医療機関は限られており、主に大学病院や総合病院などでの対応となります。
当院では、患者様の状態を医学的に評価したうえで、必要に応じて自由診療によるゼップバウンド治療をご提案しています。
また、条件を満たす場合には、保険診療での肥満症治療についても検討いたします。
3.治療対象となる方の目安
ゼップバウンドによる治療は、主に以下のような方が対象となります。
a.BMI 35以上の方
高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかを合併し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない方。
b.BMI 27以上の方
肥満に関連する健康障害を2つ以上有する方。
関連する健康障害には、耐糖能異常、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、月経異常、運動器疾患などが含まれます。
※BMI=体重kg ÷ 身長m ÷ 身長m
4.使用方法
ゼップバウンドは、週1回、皮下注射で使用する使い切りタイプの注射薬です。
食事の時間に関係なく、毎週決まった曜日に投与します。
通常は2.5mgから開始し、体調や副作用を確認しながら、4週間ごとに5mg、7.5mg、10mg、12.5mg、15mgへと段階的に増量を検討します。
薬剤は、持ち帰り後すみやかに冷蔵庫で保管してください。
使用後のペンは、医療スタッフの指示に従って廃棄していただきます。
5.主な副作用
ゼップバウンドでは、以下のような副作用がみられることがあります。
• 吐き気
• 下痢
• 便秘
• 消化不良
• 腹痛
• 食欲低下
• 低血糖症状
• 急性膵炎
• 胆のう炎・胆管炎
特に、強い腹痛、嘔吐、背中の痛み、黄疸などがある場合は、速やかに医療機関へご相談ください。
6.当院での治療方針
当院では、ゼップバウンドを国内の正規流通ルートを通じて購入しています。
自由診療での治療では、重篤な副作用が生じた場合に、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
そのため、治療開始前にリスクや注意点を十分にご説明いたします。
また、当院では体重減少目的で、ゼップバウンド以外のGLP-1受容体作動薬、GIP/GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害薬を自由診療で処方することは行っておりません。
7.医学的に、無理なく続ける体重管理を
薬だけに頼るのではなく、食事、運動、睡眠、生活習慣を含めて総合的にサポートすることが大切です。
当院では、糖尿病専門医が体重、血糖、体組成、生活習慣を医学的に評価し、お一人おひとりに合わせた治療プランをご提案します。
これまで食事療法や運動療法を続けても十分な効果が得られなかった方、健康面から体重管理が必要と感じている方は、お気軽にご相談ください。
料金については明日の投稿にてお知らせ致します。
医療法人社団慈京会
五十子クリニック 五十子 大雅
